うずまき舎貸切りのご案内

この場所で何ができるのか、この場所が訪れる人にとって、どんな意味を持てるのか、ということは常日頃から考えていることです。

限りある時間の中、無限にある選択肢の中で、ひとりのお客さんが、ここを選んで訪れたとすれば、その人にとって、何かしらの意味があるはずです。

誰かの閉じられた扉を、外側からいくら強く叩いたとしても、かえって頑なに、強く閉じてしまうことがあります。それでも、その人の内側に人知れずぽとりと落ちた小さな種のような言葉が、当人も気付かぬうちに成長し、暗い土の中から外の世界に顔を覗かせることが、ごく稀にでもあることは、言葉と物語を売っているものとしての、希望なんだと思います。

それぞれがその人だけの物語を編みながら生きています。同じ人の旅路の中でも、立っている位置、見ている方向や一緒にいる人によっても、感じること、選択する進路は変わります。昨日の私は、今日の私と同じではありません。人は変わらない、と言い切ることもできますが、常に変化している、ということもまた事実だと思います。

ものごとは常に、螺旋を描いて、新しい地点へと進みます。渦を描いて辿り着いた場所は、ある角度から見ると、以前と同じ場所に戻って来たように見えるのですが、別のある角度から見ると以前とは違う座標にあることがわかります。もしも2次元に生きているとしたら、高さや厚みということについて理解できないのと同じように、今の私たちが知覚できない何かが、突然理解できる日が来るのかもしれません。

生まれて死んで、それを繰り返すことで、その位置を少しずつ変化させること、それが、進化なのか退化なのかわかりませんが、少なからず、過去の、自分につながる祖先や自分が望んだことがかなえられて、今この位置にいるとして、そのことを前向きに捉えるか、後ろ向きに捉えるか。もしもこんな今は望んでいなかった、と、いうのならば、本当は何を望んでいたのか。そんな自問自答からはじめてもいいと思います。

自分の内面に深く潜りたい人も、本やその他の事柄について対話をしたい人も、その時間を此処で過ごすことを選んでくださる方を、静かに、その季節折々のこの場所で歓迎いたします。

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