うずまき舎は2014年3月に開店しました。
便宜上、
「本屋」
と名乗ってまいりましたが、
近頃では、それも違うようか気がしており
つまりは何屋、
とも言い難いのですが、
かろうじて、
なんらかの物語を売っている店である
というのは確かなようで。
たとえば
どこかで誰かが、山の上にあるあの妙な店に行ってみようと決心する
その道すがら
何を見て、何を考えて、何を感じるのか。
山の空気
コーヒーの湯気
本のにおい
そういう記憶を
自ら求めた本にはさんで
また山を降りていく
おうちに帰って、本を開く時
さらには1年後、10年後
再びその本を開いた時
そのすべてがうずまき舎なのだ。
などと言ったらやや大げさでしょうか
道中狐に化かされるかもしれません
店にたどり着いた時
店主はうっかり船をこいでいるかもしれません。
とはいえ
みなさまのご来店をおまちしています。