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田舎暮らしのデザイン研究所

田舎暮らしに関するあれこれ。

考えたことや、やってみたことなど。

このホームページをはじめた2009年に文章をかきました。

そこでかいていた工夫屋さん。とはちょっと違うかもしれませんが、このたび田舎で本屋になりました。普通の本屋さんとは違う変な本屋ですが、何かひらめいたり、誰かの想いとつながったりする場所になりたいと思います。


ところで、2009年に描いた上の絵、実はこの場所にとても似ています。


家主さんが柿の木もブルーベリーもみかんも植えておられるのですが、あといないのはロバとニワトリと水車小屋かな。これからなんとかしたいところです。

みんなも試しに住みたい所を絵にしてみると、実際に住めるかもしれません。とはいえ、自分が本気でこんなとこに住めるだろう、と思えるものしか駄目っぽいです。つまり城とか宇宙とかは、自分でもどっかで「無理かも...」と思いがちなので超上級者向けということですね。それぞれのやってみたレポートなどお待ちしております。


以下が2009年12月頃書いた【田舎で暮らしていくことに関する考え】


暮らしと仕事ということを考えた時に、

まずは仕事がある場所→その近くで住処を考える→そこで実現できる暮らしを考える。

というのが現代社会の一般的なルートです。

そこを、

理想の暮らしを考える→理想の住処を考える→そこで出来る仕事を考える。

という風に変えられないものか。

家の中を工夫することや、ごはん作り、庭仕事が大好きな私は、仕事よりもくらし優先で生きて行きたい。そうすると、これから先、街で暮らすのはなんか違う。と、あるときからそう思ったのでした。


 それで、「そこで出来る仕事」を何にしようかと考えました。以前から、「生業」というものを一種類にしぼることになんとなく抵抗がありました。販売、デザイン、商品企画、色んな職業をやってみました。どもれ面白いのだけれど、ずっとそればかりをやっていると、飽きてしまう自分がいたり 集中力に欠けているのかもと思ったりもしました。 でも最近は、こうやって色々やってきたことにも、もしかしすると意味があって、自分のやるべき仕事は、もしかしたら、「色々なことを複雑に繋げたり、混ぜ合わせたりして、別の新しいものを作る事かもしんないヨ」と思いはじめました。


 よく考えてみると、田舎のお仕事って昔は一点集中ではなかったはずです。みんな田畑を耕してはいるけれど、それぞれの村の中では炭を焼いていたり、大工道具が得意だったり、加工食品を作っていたり、野良仕事以外の得意技を生かして暮らしていたはず。さらに、自分の得意分野以外も、たとえばそれは、共同で使う水路の土木作業であったり、おとなりさんの屋根の葺き替えであったり、まわりの人と協力して色々な仕事をこなしていたはずです。私もそんな風に色々やってみたいと思うのです。そのなかで、自分が中心になれるものを1個だけ持とう。そんなことを考えました。そうして、その一個は何にしようかと。そうだ、自分はあるものを工夫することこそが楽しい。私は工夫を仕事にしたい。と、そのように思ったのでした。自分のまわり、自分の住みたいと思った素敵な場所にある、面白いものや、素敵な技を持った人。それをひとつひとつ拾い上げて、もうひと工夫する。アイデアをなげかける。そうして生まれた新しい何かを、みんなに紹介したら面白いかもしれない。工夫屋さん、って変な職業ですが、私はそれをはじめてみようかと思っています。

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